『シルバー事件』HDリマスター版のPC配信を全面的にサポートしますよ
2016/06/01
5月6日、このPLAYISMを運営しております弊社アクティブゲーミングメディアがグラスホッパー・マニファクチュアさまの『シルバー事件』というゲームのHDリマスター版(PC)のローカライズ・開発・その他いろいろお手伝いをさせていただくことを発表しました。ちなみにPLAYISMは宣伝とかいろいろ全般的に手伝います。あ、もちろんPLAYISMでもリリースします。販売先は、あとSteamとかになると思います。
さて、皆さま、グラスホッパー・マニファクチュアさんという会社さんをご存知でしょうか?PLAYISMのブログを読まれている方なら、きっと知っていると思いますが、一応知らない人に向けて。
グラスホッパー・マニファクチュアとは
グラスホッパー・マニファクチュアさんとはですね、須田剛一さんという方が代表を務めておられる企業さんでして、『花と太陽と雨と』とか『killer7』とか『ノーモア★ヒーローズ』シリーズなどなど開発されております。この辺のタイトルは、きっと皆さんもご存じでしょう。あと、ものすごいヒット作としては『ロリポップチェーンソー』なんかも手掛けられております。ちなみに今はパズドラでおなじみガンホー・オンライン・エンターテイメントさんのグループ会社でして、現在はガンホーさんパブリッシャーのPS4ゲーム『LET IT DIE』の開発を行っておられます。『LET IT DIE』は2016年発売予定だそうで、こちらも楽しみですね。
奇才として世界的に知られる須田剛一
須田さんはSUDA51という愛称?で世界的に名を知られるゲームクリエイターさんです。もちろん、51は剛一(ゴウイチ)ですね。出世作は、『killer7』、と言われております。ものすごい尖ったゲームを創られる方で、電撃プレイステーションでインディーゲームの特集を持たれておりまして、インディー方面にも非常に明るい方です。私にとって須田さんといえば、『スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL』のチャンピオンロードというストーリーモードのシナリオを書いた男なのですが、まあそれはさておき、そうです、須田さんはファイプロシリーズでもおなじみのヒューマンという会社におられまして、そこから独立されて株式会社グラスホッパー・マニファクチュアを立ち上げられたわけです。
そして、グラスホッパーとしての処女作となるのが今回HDリマスターを発表しました『シルバー事件』なわけです。
シルバー事件とは
1999年にPlayStationで発売されたゲームでして、今なおパッケージが高値で取引されているコアなファンがついている伝説的な作品です。現在はPSNで PSアーカイブス配信されておりますので、PS3/PS Vita/PSPでリリースされていますので、わりと気軽に手には取れます。
さて、本作の魅力はその独創性にありまして、ゲームプレイ自体は3D視点のアドベンチャーゲームなのですが、そのシナリオ、そのサントラ、そのイラスト、その世界観が尖りに尖っており、極めて特異な世界を構築しています。もう須田剛一がこの世に存在しなければ、世界で誰一人としてこのゲームをつくることはできなかっただろう、という感じです。特にストーリーは複雑怪奇で二つの物語軸をそれぞれ進行させることができ、様々な要素が絡み合いながら伝説の犯罪者ウエハラカムイを軸に展開していきます。
これがもうまさしく須田節とでもいうべき独特なシナリオで展開されまして、違う言語に置き換えるのは非常に困難な作業なのです。
というところでローカライズが何度か企画されていたようですが、ついぞ17年経った今なお海外展開はされずじまいだったわけですね。
というところを弊社及びPLAYISMがご協力させていただくことで、実現させていただけることになりました。というわけで、今回のHDリマスター版が『シルバー事件』はじめての海外展開となるわけです。
幻のシルバー事件25区
さて、この『シルバー事件』のスピンアウト作品として『シルバー事件25区』というものが存在していました。こちらは2005年に携帯アプリとしてリリースされていましたが、ガラケー時代のものでしてサービスも終了しており、今完全に遊ぶことが出来なくなっております。私もまったくプレイしたことがありません。
なお、今回の『シルバー事件』HDリマスター発表時のファミ通.comさんのインタビューで須田さんはこう語られています。
『シルバー事件25区』の(リマスターの)実現までは持って行きたいという考えは正直あります。
とのこと。楽しみですね。しかしながら。
ただそれも、今回『シルバー事件』でワールドワイドにリリースしてどれだけ売り上げが立つかというところに直結するので、そこ次第ではあるんですけどね。
ということで、シルバー事件はやったけど、25区やったことないよ!という方も今回のリリースを楽しみにしていただければ。
リリースは2016年の秋ごろを予定しています。もうちょっとお待ちいただくことになりますが、ちょこちょこイベントとかにも出展することになるかと。
ちなみに今回のHD化含めたPC版の布陣は、
- 開発元: 株式会社グラスホッパー・マニファクチュア
- 販売元: 株式会社グラスホッパー・マニファクチュア
- 移植開発: 株式会社アクティブゲーミングメディア
- ローカライズ: 株式会社アクティブゲーミングメディア
- 販売サポート: PLAYISM
となります。がっぷり四つに組んで頑張りたいと思います。