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INSIDEのご紹介|ストーリーやゲーム内容、考察、購入先情報

2017/03/16

今回は、2016年のインディーゲーム最高峰の呼び声高い『INSIDE』をご紹介します。

INSIDEはこんなゲーム

『INSIDE』は『Limbo』を生んだPlaydeadというデベロッパーが開発した2Dパズルプラットフォーマーというか、横スクロールのアクションアドベンチャーというか、そういうゲームです。『Limbo』を知っている方は、ほぼ『Limbo』だと思っていただいて差し支えないかと。Playdeadさんはデンマークはコペンハーゲンのデベロッパーで、全部で25名で開発されています。

どういうゲームか、トレーラーを見てみましょう。

ものすごい空気感は伝わるものの、あんまりよくわからないかもしれませんね。ゲームの説明文をご紹介しましょう。

追われに追われて一人きり、少年はいつのまにか闇のプロジェクトの中枢に引きずり込まれていた。

というのがこのゲームの解説文となっています。短い!

というわけで、このゲームは何なのか。この世界は何なのか。主人公らしき少年の目的は何なのか、何から逃げているのか、あの工場は何なのか、あのゾンビのような人の群れは何なのか、闇のプロジェクトとは何なのか。

様々な謎が提示されますが、結局それが何なのか、というのはゲームをプレイしても、一切明示的に語られることはありません。

また、ゲームとしてものすごい画期的な仕組みがあったりするようなタイプのゲームでもありません。『Papers, Please』とか『Her Story』みたいな、こんなところにエンターテイメントというものが存在していたのか! というタイプの驚きはありません。

使うボタンは十字キーとジャンプとアクション(インタラクション)のみ。たったこれだけ。今時、何でもできるのが当たり前のゲームの中で、たったこれだけしかできない。

箱を押して壁際まで持ってきて昇ったり、スイッチ押したり、みたいなことをして、右へ右へと逃げ続けます。このパズルの丁寧さは素晴らしいのですが、とにかくシステムとして尖ったゲームではないのですね。

しかしながら、この空気感、世界観、完成度。埃の感じまで匂ってくるようです。極限までそぎ落とされたシンプル性から立ち上がってくる、圧倒的独創性。すべてにおいてすごい。手抜きがない。あらゆるシーンに血が通っているかのような、濃密な体験。衝撃的な展開が後半には待ち受け、エンディングまでたどり着くころには、何かしばらく息してなかったんじゃないかくらいのめり込むこと必至。『アンチャーテッド』シリーズとは全く違う方向性ながら、遊べる映画と言っても過言ではありません。

『Limbo』と同様のモノトーンな世界観、緻密なアニメーション、絶妙な難易度のパズル、ゲームオーバーになってもすぐにプレイを直前から再開できる気の利きよう。クリア時間にしてわずか5時間程度ながら、2016年にリリースされたインディーゲームにおいて、間違いなく最高傑作のひとつでしょう。海外レビューの総評となるMetaScoreでもPCで87点、PS4で91点、XboxOneで93点と圧倒的高評価を受けています。

INSIDEのストーリーのあらすじ

ストーリーといっても、なかなか具体的に明示されるタイプの作品ではないのですが、なんだかよくはわかりませんが、一人の少年がひたすら画面右へと逃げていきます。森を抜け、川を越え、工場を駆け……。どうもディストピアな世界から逃げ出そうとしているようです。

犬に食われたり、おぼれたり、撃たれたり、穴に落ちたり、様々な罠が待ち構えていますが、なんとか乗り切って進みましょう。

明確なストーリーは一切ゲーム内で明示されることはありません。言語も出てきません。思う存分、『INSIDE』を感じていただければ。様々な感情が掻き立てられる、想像力豊かな一作です。

INSIDE

INSIDEの考察

ここからネタバレがあるかもしれませんが、簡単に考察というか感想というかを書いてみました。

わざわざ書くまでもないですが『INSIDE』という単語は、中身とか内部とかそういう意味なのですが、このゲームにおいて何がINSIDEなのか。

少年に備わっているのか何なのか、特殊能力がありまして、謎のヘッドギアをつけると、他者の意識の中に入り込むことができます。これで他人を動かすことが出来て、この能力を使ってステージを突破していくというパズルギミックにもなっているのですが、どうもこの世界では、人間の意識、意志というものが管理されているようなのです。

意志は自分のINSIDEにあるものだという認識がまあ一般的でしょうが、この世界では意志は自分のOUTSIDEにあるわけですね。ゾンビのような人たちがうろうろしています。恐ろしい。

意識が奪われた世界では、生と死の狭間は混とんとしており、どこからが生きていて、どこからが死んでいるのか、非常にあやふやなラインをたどっていきます。やがて重力が反転する世界が現れ、少年は水底に落ちて命を失う…はずなのですが、海を泳げるようになります。

よくわかりませんが、あそこで少年の意識は別人格に則られたのかもしれません。

この世界では、意識は一かたまりに管理されています。その権化みたいなものが終盤出てくるのですが、あれを脱出させようと願っていたのかも。

あのような姿になろうとも、人は管理されることよりは、自由であることを願うのか、何なのか……。

あなたのINSIDEはちゃんとあなたですか? みたいな怖さもあって、いろんなことを考えさせてくれるゲームです。想像の余白のつくり方が、すごくうまい。

本作の攻略は、まあいろんなプレイ動画とか見るとよろしいかと思います。一番詰まったのは、風が吹いて吹き飛ばされるステージですね。あれ、羽根をむしろ止めずに突破する必要があります。

攻略要素というか、やり込み要素としては、ステージのところどころにプラネタリウム?の電源みたいなのがたまにあって、引っこ抜くことができます。これを全部見つけ出すと、隠しエンディングへの道が開かれるのです。そのエンディングを見たあとだと、また世界が違って見えてくるかもしれません。

INSIDEはここで買える

PC

家庭用ゲーム機

『Limbo』はアプリ版がありますが、『Inside』はないみたいです。でも、いつかリリースされるかもしれませんね。

ということで、PLAYISMのSteamキュレーターでオススメいたしました。

クロワルールシグマ

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